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海洋生物の多様性から、島の海洋環境を考える
海は、地球創世記からの生命が誕生した場所だ。
それだけにその多様性は高いが、例えば光合成で考えた場合は、その後の陸上で適応拡散した多くの生物に比べ、その数は決して多くはない。
例えば、海洋に生息する維管束植物の場合は、ほぼアマモの仲間に限定されるだろうか。

動物の場合も、デポン紀に陸上に進出した昆虫の仲間が、大よそ135万種が既知種の総数で7割を占めるが、そのうちで海産のものが僅かである。
魚類や両生類にしても、陸産の哺乳類、鳥類、爬虫類に比べ圧倒的に少ない。それだけ陸上に進出した生物は多様に進化して適応拡散したが、海洋のものは進化の過程をとどめた生物が多く見られる。

地球史的な考えからすると、それだけすべての動物は海産を源とするのだが、陸上においては多様化して適応する種が多いのに比べ、海生生物の方が環境には適応し難いとも思われるのだ。

海洋生物の多様性も、その生態・経済的価値などによって異なる。例えば水中に生息するネクトン(ネクトンには魚類や、イカ、タコの頭足類など経済的価値の高いものが含まれる)やプランクトン、さらに海底に生息するペントス(顕微鏡でなければ観察できないマクロペントスやメイオペントスもある)もある。そして、ペントスの中にも、線形動物、扁形動物の他に、経済価値の高い軟体動物(巻貝や二枚貝)もある。

また、海洋哺乳類のように経済的価値だけではなく、自然保護団体などの社会的要請で保護されるものもあるので、その多様性からくる拡散も経済価値と云う社会的ニーズで大きく変わってくる。難しい言い回しになったが、海洋生物の環境も、人間生活(社会)における、利益、不利益によって大きく変るのです。

そして、その社会的ニーズと云うのは、なにも漁獲によってだけのものではない。例えば、陸上での食糧生産にも大きなかかわりを持つ。例えば、田畑の開墾による伐採。それが、大量の森林伐採につながり、土砂の流出から海洋汚染を引き起こす。また、農作物の生産効率を上げる為の薬剤散布は、その土壌汚染を引き起こす他にも多くが海に流出する。これら全てがリンクしていることから、社会的ニーズは常に海洋環境リスクと並行して論じなければならないのだ。

そして、ペントスなどの海洋小生物は、環境変化に対して適用能力の少ないと云う考えから、陸上に比べて遥かに環境破壊のスピードが速く、その汚染が進むほどに減少し、その食物連鎖から他の海洋生物にも大きいリスクを負わせ、影響をあたえる。

農薬はその種類にもよるが、直接的な人体吸収だけではなく、その成分蓄積された食品を間接的に摂取することで、シックハウス症候群やアトピーなどを発症させることは周知だ。しかし、これが海洋生物に対してとなると将来永久的な被害を想定する学者も多くいる。

例えば、島で日常に使われている除草剤だが、その除草剤によって野菜の遺伝子が変わってしまうこともある。遺伝子が変ることで、健康の基本である人体のタンパク合成システムに影響を与え、腸内に生息する微生物を死滅させ、消化器系や甲状腺やリンパ系システムに大きな障害を与える。免疫力が低下し、脳幹部にある尾状核も破壊させる問題も危惧されている。

除草剤の散布には除草剤散布基準というものがあり、

(1) 除草剤の特性に合わせて適期散布を励行するとともに、薬量は基準量を厳守する。
(2) 除草剤は、適用作物、適用地帯、適用栽培型以外には使用しない。
(3) 薬剤は、均一に散布し、むらまき、重複散布にならないよう注意する。
(4) 薬剤散布は、風向等に十分注意して薬剤が近接ほ場へ飛散しないようにする。
(5) 除草剤散布後の機械機具は、使用後直ちに水洗いをする。特にホルモン型除草剤については、専用の機具を使用するか、使用後は洗剤で洗ってからさらに数回水洗いをする。
(6) その他、作物別の除草剤使用上の留意事項をそれぞれの項目を参照する。

販売の際には、これらを徹底するるように指導されるのだが、実際には基準通りに使われないケースが多い。そして、その除草剤は通常の一般農薬と明らかに区別すべきという学者も多い。つまり除草剤は、あのベトナム戦争時にアメリカ軍が使用し、今もでも各地で奇形児を生み出している、あの枯葉剤と同種のものなのだ。
そして、鉱物・石油系化学枯草剤の効果について「畑、耕作地に使用禁止」「土壌汚染・水質汚染専用剤」の表記を徹底すべきだと言う意見なのだ。
耕作地に使用した場合は当然、毒が残留するのみならず、土質は著しく低下するので、肥料効果を下げ、総合生産性は低下します。また、土中の微生物をほぼ全滅に追いやる薬剤なのだ。
耕作地周辺の土地への撒布においても、野菜等作物に含まれる栄養成分低下、
周辺の植物の生育異常。病気・虫害の頻発が推測できる。また病気・虫害の発生パターンが代わる人間を含む周辺動物の死亡・悪影響、地下水の減少、微生物の死滅、植物の根の損傷など、など、など。

2006年の9月に沖縄県の石垣市でWWFジャパンがサンゴ礁の保全や利用に関わる方を対象に、有害化学物質がサンゴに与える影響に関する講演会を開催された。
これまで、除草剤や防汚剤によるサンゴへの影響については、サンゴ礁の保全や研究にたずさわる関係者の間でも、あまり議論されることはありませんでした。しかし、農業開発地区ほどサンゴの白化現象が言われる中で、神戸大学助教授・岡村秀雄氏、産業技術総合研究所・鈴木淳氏、そしてWWFジャパン「南西諸島における野生生物の有害化学物質調査」の共同研究者の一人である東京大学・渡辺俊樹氏が、それぞれ専門の立場から、海洋環境における除草剤や防汚剤による汚染の状況や研究事例を報告し、石垣島や沖縄島の周辺海域に生息するサンゴに悪影響を及ぼす危険性が潜んでいることを指摘しています。

これは沖縄や石垣島だけのことではなく、私の住む八丈島でも同様の除草剤による汚染が、数十年も前から既に始まっているのです。これは、島の海洋環境を考えると、決して安閑としてはいられない話になる。

先日、汚泥処理場建設予定地の説明会が行われました。もちろん汚泥処理場は、島の環境将来を考えると絶対必要なものです。しかし、この汚泥処理場は浄化槽設置と両輪です。島の浄化槽の設置率を上げることも、汚水の海洋流出からくる汚染を多少でも防ぐ手立てでもあります。
そして、こう言った環境論議を多くすることで、島の環境意識を高め、化学物質の海洋投棄や、薬剤、農薬などの海への流入を防ぐことが、海洋生物の保全にもなると思うのですが・・・・・。

いずれにしても私達島民の生活は、適正な海洋環境の中で成り立っているのです。

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| パパズインの環境姿勢 | 07:32 AM | comments (x) | trackback (x) |
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