パパのコラム集 column 大言壮魚

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災害から見る軍隊

絆に語られる『軍隊』とは


今回の、東北、太平洋沖地震と津波災害は未曽有の被害をもたらした。
被災された方、親兄弟、親族を亡くされた方々の心情は如何ばかりか、察するに余りある。

私も東北出身である。酷くはないと言っても、兄や多くの友人も被災した。
大災害の中、この事態では、流言やデマ等が心配される。

社会的に大勢ではない些細な私の意見など、
そんな類にはならないと思うが、それでも言葉を選んで述べたい。

やはり、復興への道のりは、始まったばかりであり、まだ入り口さえ見えてない状況だろうか。
それでも、この災害では、「絆」と云う言葉が心を打つ。

たしかに、心配される原発の破損など、先の2次災害が見えない状況もあり、開示される情報も二転三転だ。
政府を始め、解説者、科学者でさえ右往左往の感がある。
国民みんなが先の不安を感じているはずだ。

しかし、ツイッターなどを見るにつけ、不謹慎と思われる発言も無い訳ではないが、そんな発言を戒め、
「心を一つにして、互いに信じ、困難に立ち向かう」そんな意見が大勢だ。
現政府の対応に批判的な意見も多いが、それは政治的な思惑もあるので、多くの国民はそれを封殺したかも知れない。
とにかく、政治家の指導力を信じ、復興に向けて心を一つと云うのが大半だったろう。

勿論、私などもその意見である。

原発の問題では、破損から放射能漏れが心配され、
事態が長期化するにつれ少々波風が見えては来る。

しかし、そんな事態から起こった、買占め、飲み水の心配、野菜の出荷停止による風評。
それらは、なんとなく終息の方向に向かい、
計画停電などの社会的不安はあるが、国民の方がいまだに冷静だろうか。

他国などに見られる、大きな災害時のパニック。
そのあと暴動などの不毛さが言われる中で、日本人の冷静さに、諸外国が驚く報道が多く聞かれる。

勿論、心ない人がいない訳では無いし、この状況で止むにやまれず法に外れた行為をする人もいる。

しかし、ほとんどの日本国民は、それを戒め、その苦境の中でも他人を労わる。
これは、この日本で培われた大和民族の性(しょう)であり、文化であり思想だ。
そして、その根本は、先に述べた絆であろうか。そして、この絆は世界各国に及んだ。

日本は、戦後の敗戦から立ち直ったが、そこで大きな教訓を得た。
それが日本国憲法にある不戦の誓いだろう。

その戦後から数年経つと自衛隊の前身である警察予備隊が編成され、それが自衛隊発足になって行く。
これは米ソ冷戦下で、アメリカの思惑を考えると当然の事であった。
しかし、この事で、社会党、共産党、の自衛隊違憲主張が長く語られる事になる。

ただ、今回の災害を考えると、国民の誰もが、この自衛隊の獅子奮迅の働きから、
その存在を否定しないだろう。
「世界で唯一、人を殺さず人を助ける軍隊」と支持を得、その姿に大きな絆を感じている。
多分、相当の間は自衛隊の違憲論争は起きないであろう。

では、米軍に対してはどうだろうか。

釣りをある程度の生業としている私だから、取材などで沖縄などに行く機会も多い。
そこで感じるのは、沖縄県民の戦後からの長い米軍駐留。
そして、「日本の安全」と云う名で押し付けられた苦難だろうか。
そして、今起こっているのが、その戦後から放置され続けた沖縄県民の願い、沖縄の基地問題だ。

この災害の前までは、その政府の対応の悪さもあってますます混迷を極めている。
ただ、その中で、あえて言いたいのは、この災害での米軍の活躍である。
一般的に、自衛官の奮闘する姿は大きく報道されるが、
米軍(特に在日米軍)の活躍する報道は控えめである。

しかし、この米軍の命をかけた「オペレーション・トモダチ」は国からの発表が無いが相当のものである。
この東北地方太平洋沖に展開する米軍の海兵隊と米海軍、その救援活動には1万8千人を超える。
艦船は19隻、航空機は140機で物資を被災地に届けている。
そこに投入される数は戦争並みの規模。
その物々しさに、中国軍が偵察ヘリを飛ばすぐらいなのだ。

これは、オバマ大統領の肝いりもあるが、まさに日本人に向けての「絆作戦」だ。

幾ら震災からの意見と言っても、沖縄の現状を考えると、こういった発言は不適切かもしれない。
しかし、日本全体にとっては感謝して余りある米軍の活躍であることは間違いないだろうか。

日米同盟からの、戦略的な話での『軍隊』と云うのは、我々国民には縁遠い話だ。
しかし、こう云った事態での軍隊は、絆と云う言葉で語られ復興の大きな助けになる。
そして、それは決して依存ではない。

頼る事、頼られること、助けること、助けられること、今回の災害を機に、
国の将来も含め、この事を見直したい。


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| column 大言壮魚 | 09:43 AM | comments (x) | trackback (x) |
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